文化功労者・木村大作さん「映画のスタッフとして選ばれ嬉しい」

文化功労者に「撮影」の分野で初めて選ばれた映画カメラマンの木村大作さんが会見で喜びを語りました。  「スタッフの代表が撮影技師、キャメラマン。映画のスタッフで文化功労者をもらったのは、僕の記憶では初めて。それが嬉しい」(木村大作さん)  木村大作さん(81)は1958年に東宝に入社し、黒澤明監督の作品にカメラマン助手として参加。1973年に撮影監督デビューし、「八甲田山」「鉄道員(ぽっぽや)」などの名作を生み出しました。木村さんの作品は厳しい自然の描写が特徴で臨場感あふれる撮影が観客を圧倒し、日本アカデミー賞など数々の賞を受賞しています。  今回、「撮影」の分野で初めて文化功労者に選ばれた木村さんは「映画人、スタッフの励みになる。生きている限り映画と関わり続けたい」と話しました。(27日20:07)