JAL 再上場後初の赤字見通し、新型コロナで国際線への影響甚大

日本航空の今年度の最終的な損益が、再上場後初の赤字となる見通しであることが関係者への取材でわかりました。  日本航空新型コロナウイルスの感染拡大で国際線を中心に旅客数が激減していることから、今年度の業績が赤字となる見通しであることが関係者への取材でわかりました。業績が最終赤字となれば、経営破綻後に再上場した2012年以降、初めてとなります。  今月30日に発表する連結決算では、今年4月からの半年間の本業のもうけを示す営業損益が2100億円前後の赤字となる見通しだということです。現時点で通期の業績は2000億円を上回る赤字を見込んでいるとみられますが、感染状況により旅客需要が変動すれば見直す可能性もあるということです。  日本航空では経営改善に向け、航空ビジネス以外の収入源として地方の観光復興事業などの取り組みを始める予定で、5年程度で1000億円の事業規模を目指すと発表しています。(27日21:31)